俺的微妙ゲーその329『プロ野球スピリッツ2010～2013』

コナミが出したこのリアル野球ゲーム、微妙である。

プロ野球スピリッツ2013プレイ動画
このゲーム、パワプロと違いキャラはリアルな８等身で一人一人顔が再現されているのは良く、オプションで送球を
十字キー＋ボタン操作に変えられたりミートカーソルを合わせて打たなくてもタイミング良くバットを振るだけで打てる
モードが搭載されるなど、まあまあ遊び易く良い野球ゲームに仕上がっている。

しかし、投球で投手視点固定なのはまあいいがピッチャーを交代する度に毎回練習が入るためいちいちスキップしなければ
ならないのは邪魔くさく、イニング数を変更できるが偶数にはできずなぜか変更しても次の試合ではまた自動で９回に
戻るといううざさで、難易度を下げてもホームランが出にくくミニゲームのホームラン競争でも出にくく、対戦モード
以外はペナントやスターダムなど色々あるがひたすら試合を繰り返すだけでストーリーのようなものがほぼなくコナミ
チームといったお遊び要素もなく、2011ではモーションが増え2012では１軍を目指すスタープレイヤーモード、2013では
球団を経営するマネジメントモードが追加されたが他は変わらず相変わらずイニング数やコールド回数を記憶しないのは
何とも進歩が見られない。
スマブラでもストック制にしても毎回タイム制に戻るといううざい糞仕様があるが、野球で９イニングもやるのは時間が
掛かりすぎてテンポが最悪なわけで、変更した設定は当然全て記憶するようにすべきだろう。

とは言え、野球ゲームの中ではまあまあ良くできているこのシリーズ。
なぜ２等身のパワプロの方が人気なのか知らないが、PS4で新作を出すなら更にリアルな実写レベルのグラフィックを
実現して欲しいものである。