俺的微妙ゲーその318『ドラゴンボールＺ スパーキング！＆ネオ＆メテオ』

PS2などで出たこのドラゴンボールゲーム、微妙である。

ドラゴンボールZ Sparking!METEORプレイ動画
このゲーム、キャラの後方視点で１対１で戦うバーチャロン系のアクションシューティングで、難易度が選択でき
効果音もまあまあで敵は固くなくテンポもまあまあで、原作と同じシチュエーションで色々なキャラを使って戦える
のは良く、キャラも餃子、ザーボン、ドドリア、ジース、グルド、16～20号、クウラ、ボージャックなど豊富で
ネオでは界王神、ガーリックJr.、ターレス、スラッグなど映画のキャラが多数加わったり、メテオではナム、バビディ、
ブルー将軍、アラレなど少年編のキャラも色々加わるなど、なかなか良く出来たキャラゲーに仕上がっている。

しかし、格ゲーと比べると技も少なくどのキャラも戦い方が大して変わらず単調で、ストーリー上では特定の技で
トドメを刺さなければならなかったり制限時間内を生き残る作業的なものがあったり、対戦は最初からある程度
キャラを選べるのは良いが選択方式が一覧表示ではなくやりにくかったり、ネオはマップ内を移動してイベントを
進める面倒なシステムになったりメテオではステージを選択するシステムに戻ったが長いステージがあったり、
オリジナルの微妙な主題歌のオープニングが流れるなど、いまいちな要素が多いのは何とも残念なものがある。
気弾を放出する漫画なだけにこのシステムに合ってはいるが、やはり色々な技を組み合わせて戦う格ゲーの方が面白く、
これだけキャラが多いとは言え、もう少し一人一人の技を増やして個性を出して欲しかったところだろう。

その後、PS3以降はレイジングブラスト、アルティメットブラスト、バトルオブＺ、ゼノバースなど色々出たがどれも
今作の劣化版でつまらないドラゴンボールゲーム。
なぜ普通に進化したものを出せないのか知らないが、バンナムなだけに今後も進歩のないいまいちなキャラゲーを
リリースし続けるに違いない。