俺的微妙ゲーその313『メタルスレイダーグローリー』

HAL研究所が開発したこのADV、微妙である。

メタルスレイダーグローリープレイ動画
このゲーム、主人公が妹や恋人と共に父親が残したメタルスレイダーというロボットについて調べて行くというストーリー
で、システムは見るや話すと言ったコマンドを選ぶだけでサクサクと進むシンプルな作りで、ファミコンにしては
アニメーションやキャラのグラフィックなど細かく良くできており、人間に化けた生物と戦うスリルのある展開や
犯人を暴くシーンなど、なかなか緊迫感のある良いADVに仕上がっている。

しかし、一部のポイントでは選択肢を間違えるとゲームオーバーになるがセーブ機能はなくパスワードのみで、その
パスワードも特定の場所でしか見れず、ダンジョンのような場所を進むポイントはいまいちどこに行けばいいのか
わかりにくく後半は同じような単調な戦闘を何度もやらされるのはだるく、最後があっけなさすぎるのはいまいち
面白味がない。
ファミコンとは言え、後期ならセーブ機能が欲しいところであり、こんなつまらない戦闘はもう少し減らすべきだった
だろう。

その後、ディレクターズカット版ではグラフィックがより綺麗になったが他はほぼ変わらず、いまいちな今作。
今作は☆よしみるという漫画家が手掛けたゲームらしいが、せめてスーパーファミコン版はもう少し遊びやすくして
色々なシーンを追加して欲しかったものである。