俺的微妙ゲーその308『デイトナUSA＆2001＆２』

セガがリッジレーサーに対抗して作ったというこのレースゲーム、微妙である。

デイトナUSAプレイ動画
このゲーム、海外のストックカーレースを題材とした3Dレースゲームで、カラフルな無数の車が同時に走るスピード感
のある迫力のレース展開は良く、壁にぶつかると車体がへこむリアルな要素や今見ても綺麗な明るいグラフィックなど
なかなか良くできているのだが、リッジと比べるといまいちドリフトがやりにくく、アーケード版は時間制限が厳しく
家庭用でも車種は選べずコースは３つしかなく初級は８周、中級は４周もしなければならないなど、いまいち遊び
にくいのは何とも残念なものがある。

デイトナUSA 2001プレイ動画
また、ドリームキャストで出た2001では車種が増えたりコースの周回数を変更できたり全８コースになるなどより
遊べるものになったものの、グリップ力が高い車種でもやはり急なカーブは曲がりにくく、グラフィックは若干退化
したり追加されたコースはいまいち特徴が薄く似たようなものが多いのはいまいち面白味がない。
リッジを参考にしたならもう少し操作性を良くすべきであり、家庭用のストーリーモードを入れるなど、もう少し
遊べる要素を増やして欲しかったところだろう。

デイトナUSA２プレイ動画
その後、２では車種を選べるようになりドリフトが多少はやりやすくなったが相変わらず制限時間が短く、コースは
遊園地を進むコースなどが登場するが３コースしかなく、完全版のパワーエディションでは初級コースが若干遊びやすく
なり１コース追加されたが他のコースを組み合わせただけだったり、結局家庭用には移植されなかった今作。
今ではライバルのリッジも出なくなったが、せっかく今まで育てて来た良いブランドをあっさりと駄目にするのは
やめて欲しいものである。