俺的微妙ゲーその302『季節を抱きしめて＆スキャンダル』

シリーズ２＆５作目のこのやるドラ、微妙である。

季節を抱きしめてOP
このゲーム、今回も選択肢を選ぶだけのムービーゲーで、今回は大学生の主人公が桜の木の下に倒れていた記憶喪失の
少女を救い一緒に失った記憶を探すというストーリーで、一緒に暮らしたりそれを嫉妬する女友達と修羅場になる
展開などまあ悪くはないのだが、ファンタジーな要素で終わるのはいまいちで、相変わらずスキップ機能が遅く
セーブは選択肢の直前でできないという糞仕様で、分岐もバッドエンドが多いだけで大して変わらないのはいまいち
面白味がない。

スキャンダルOP
また、スキャンダルはフリーカメラマンの主人公が芸能人の極秘恋愛のスクープ写真を撮り、それがキッカケで謎の
組織から追われるというストーリーで、カーチェイスやサスペンス要素や写真の秘密を探って行く展開などスリルが
ありそこはまあまあ面白いのだが、スキップは高速になりセーブも自由にできるようになったもののバッドエンドが
更に多くなり、一部のエンディングは達成率を上げないと見れなかったり、全く違うストーリーは２つの短いおまけ
ぐらいしかないのは相変わらずボリュームが薄く物足りないものがある。
そもそもこれならいちいちセーブしてロードしなくても直前の選択肢にすぐに戻る機能が欲しいところであり、似た
ようなバッドエンドルートはこんなにいらず、カットすべきだろう。

というわけで、やるドラの中ではましだがやはり分岐が少なくいまいちなこのシリーズ。
最近出たUntil Dawnも分岐が少なかったが、映画と違い選択肢のあるゲームならもう少し色々な展開を楽しめるものに
して欲しいものである。