俺的微妙ゲーその284『ワープマン&バベルの塔』

ナムコが開発したこのファミコンアクション、微妙である。

ワープマンプレイ動画
このゲーム、アーケードにあったワープ&ワープのグラフィックを一新し二人同時プレイに対応したリメイク版で、
ステージ内に現れる全てのモンスターを銃で倒すとクリアという見下ろし型のアクションシューティングで、たまに
出現するアイテムを取ると別のステージにワープして爆弾を使えるようになり、それで敵を破壊できるのは面白く、
更にその状態で元のステージに戻ると銃が爆裂弾になり敵を次々と倒せるようになるのはなかなか爽快感があり
良いのだが、敵の種類もステージも種類が少なく単調なのはいまいちで、いちいちワープしないと他の武器が使え
ないのは何とも無駄仕様で必要性が感じられない。

バベルの塔プレイ動画
また、バベルの塔は階段状のブロックを上手く使って出口まで辿り着けるようにするというアクションで、ブロック
で敵を倒したりブロックを斜めに並べると下に落ちないテクニックを活かしたりとまあまあ面白いパズルに仕上がって
いるのだが、ブロックを持ち上げるにはいちいちパワーが必要で、全部で64面あるが大して変わらず飽きやすく、
中盤以降は敵が多く手順も複雑で難しく、8面おきに登場する壁画ステージでヒントのない特定のコマンドを出して
絵を表示させてメモを取らないとエンディングが見れないというドルアーガのような理不尽な要素があるのは
何とも遊びにくすぎて途中でやめたくなる。
昔は攻略本を買わせるためかノーヒントの無理ゲーが多かったが、最低限ゲームの中でヒントを与えるぐらいは
やって欲しかったところだろう。

とは言え、ナムコゲームの中ではましなこのアクション。
最近はなぜか社名がバンダイナムコゲームスからバンダイナムコエンターテインメントに変わったようだが、
エンターテインメント(人々を楽しませる娯楽)というなら糞キャラゲーばかりでなくユーザーを楽しませるゲームを
出して欲しいものである。
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