俺的微妙ゲーその28『ポポロクロイス物語』

ポポロクロイス物語
PS1初期に出たこのRPG、微妙である。

このゲーム、キャラクターデザインが子供っぽいものの、ストーリーはしっかりしており、
ドット絵による細かいグラフィックや美しい音楽など、非常に良くできている。
色々な場所を冒険し、おみやげを買って自宅に飾る楽しさや、コミカルで愛らしいキャラクター描写は独特の
面白さがあり、大人から子供まで楽しめるものになっていると言える。
だが、シミュレーションRPG風の戦闘は移動が煩わしく、見た目の割には難易度も高く、エンカウントも高い。
ガッツメーターという低下すると攻撃力が下がるいらないシステムもあるなど、出来の良いストーリーに比べて、
システムやゲームバランスは残念な出来となっている。

その後、このシリーズは、続編のポポローグはダンジョンだらけの別物ゲーと化し、
2はまあまあ遊べるものの、更にエンカウントが高くなり、PS2で出たはじまりの冒険や月の掟の冒険に
至っては、3D化によりロードが長くテンポも悪く、見た目もひどい糞ゲーになってしまった。
また、PSPで出たピエトロ王子の冒険は、1と2を合わせたものだが、容量のせいかイベントが大幅にカットされる
など、中途半端なひどいアレンジとなっている。
以前から何度も言っているが、2Dで良い物を3Dにする必要は全くない。2Dには2Dの良さがあるわけで、
2Dを進化させたものが3Dなわけではない。
今後、このシリーズがどうなるかわからないが、PS2で出た2作は2Dのドット絵で作り直し、リメイクして出して
欲しいものである。
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