俺的微妙ゲーその27『幻想水滸伝』

幻想水滸伝
PS1初期に出たこの中華系RPG、微妙である。

このゲーム、キャラが入り乱れる戦闘はスピーディーでテンポが良く、仲間を集めて本拠地を徐々にパワーアップ
していく展開は良いのだが、遊びにくいシステムが多い。
例えば、アイテムの持てる数が少なかったり、ダッシュをするのに特殊な能力が必要だったり、1度行った街に
ワープするためにはわざわざ本拠地に戻らなければならなかったりと、できて当然のことができていない。

また、仲間がたくさんいるのは良いのだが、ストーリー上で勝手に仲間が固定されるため、自由に選べる仲間は
2,3人のみという自由度のなさ。封印球という特殊能力も、付け外しが特定の街でしかできず、一人に一つ
しか付けられないため、特に使うことのない封印球が多く出てくるなど、いまいちシステムが活かされていない。
じゃんけんのような戦争システムも、面白いとは言えず、確率で戦死者が出るなど、理不尽な面も多い。

その後、似たような感じの2はまあまあ遊べるものの、3D化された3からは大幅にテンポが悪くなって劣化したこの
シリーズ。現時点で最新作であるDSのティアクライスは、移動速度が遅くてエンカウントがバカ高いという最悪の
糞仕様になるなど、もはやまともに遊べるゲームになっていない。
最近、PSPで新作の紡がれし百年の時が発表されたが、今までのシリーズを見る限り、全く期待することは
できないと言えるだろう。
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