俺的微妙ゲーその229『セクシーパロディウス＆実況おしゃべりパロディウス』

パロディウスシリーズ４、５作目となるこのシューティング、微妙である。

セクシーパロディウスプレイ動画
このゲーム、今回も童謡やクラシックをアレンジした音楽やポップな敵や世界観は良く、イーアルカンフーが登場
する竜宮ステージやドラキュラっぽい雰囲気の洋館ステージ、今までのシリーズのボスが登場するボスラッシュなど、
その辺は良い出来なのだが、その場復帰はオートモードにしないとできず、今回はステージが分岐するが、その条件
がアイテムを規定数集めたり特定のオブジェクトを破壊しないと駄目で、それを達成するのがやたらシビアなのは
遊びにくく、キャラはオプションやシューティングスターなどの新キャラが加わったがゴエモンやウパはおらず、
ツインビーすらいなくなって有名キャラがほとんどいなくなったのは何とも面白味がない。

実況おしゃべりパロディウスプレイ動画
また、実況おしゃべりパロディウスではようやくオプションを変更することでマニュアル操作でもその場復帰が
できるようになり、ツインビーやウパが復活してPS版では隠し要素でドラキュラくんも使えるようになったが、
新キャラは謎の猫と妖精だけで、ステージはせんべいを壊したりゴエモンインパクトが登場する和風ステージは
いいが、他はリーサルエンフォーサーズをモチーフとした地味なステージや初代ぱずるだまのキャラが登場する
寒いステージなど、いまいち魅力がなく、売りである実況も特に面白くないのは何とも残念なものがある。
今回はコナミの色々なゲームをモチーフとしているが、それならゴエモンやときめきメモリアルのキャラも使える
ようにしたり、ステージもドラキュラや魂斗羅など、もう少しメジャーなゲームの世界観にすべきだっただろう。

とは言え、前作には劣るがまあまあ面白い今作。
結局この２作とパロウォーズという戦略シミュレーションゲームを最後にこのシリーズは終わってしまったが、
今後シューティングを作るメーカーは今作などを参考にして、より面白いものを作って欲しいものである。