俺的微妙ゲーその223『悪魔城ドラキュラＸ 血の輪廻＆クロニクル』

PCEやPSPで出たこのドラキュラ、微妙である。

血の輪廻プレイ動画
このゲーム、今回もゴシックホラーな世界観や鞭を使ったアクションは良く、今回はPCEのCD-ROMなだけにボイスが
付くなど、より演出がパワーアップしており、マリアという２段ジャンプができてハトで攻撃できる新キャラが
加わるなど、そこはまあ良い出来にはなっているのだが、階段はジャンプで直接上れるようになったがスーパー
ファミコンのドラキュラのように鞭を斜めや上に伸ばすことはできず、ジャンプ中の向き調整は一回までという
謎仕様で、ジャンプ中にもう一度ジャンプボタンを押すとバク転をする新アクションはいまいち使い道がなく、
敵の攻撃でやたら遠くに吹っ飛ばされたり、鉄球の上に上って進むやたらやりにくいステージがあったり、絵に
触れると即死する敵がいたり、アニメムービーはデザインがアニメっぽすぎてドラキュラっぽくなかったりと、
何とも微妙な出来に仕上がっている。

クロニクルプレイ動画
また、PSPでリメイクされたクロニクルでは若干難易度が下がったが挙動は変わらず、やはり難易度は高く難易度
選択もなく、ステージ構成はPCE版と同じだが、グラフィックは荒いポリゴンでしょぼくなった上に暗くなった
せいか背景と敵や仕掛けが同化して見づらくなっており、特定のアイテムがないと破壊できないいらない要素が
加わったり、PCE版や月下の夜想曲を遊ぶにはステージ内で特定のアイテムを入手しないとできなかったりと、
相変わらず遊びにくい作りなのは何を考えているのかわからない。

せっかくリメイクするならやはり吹っ飛びにくく簡単なイージーモードを入れたり、ポリゴンを使うにしても
出来るだけ原作に近づけた色合いにするなど、当然その程度はすべきであり、やはりもう少しステージを追加したり、
新キャラを入れるなど、もう少しボリュームアップしたものを出して欲しかったものである。