俺的微妙ゲーその201『首領蜂＆怒首領蜂＆大往生』

首領蜂プレイ動画
怒首領蜂プレイ動画
怒首領蜂大往生プレイ動画
ケイブが開発したこの縦スクロールシューティング、微妙である。

このゲーム、戦闘機を操作してひたすら戦車や敵の戦闘機を撃破するという平凡なシューティングで、自機は選べるが
武器は固定で、後はボタンを押し続けると使える攻撃力の高いレーザーとボムがあるだけというシンプルなものなの
だが、エフェクトは派手で効果音も良く自機の攻撃範囲は広く火力も強いなど、とにかく豪快に敵を撃破していける
のは非常に爽快感があり、その場復帰もあり特に怒首領蜂以降は自機の当たり判定が狭く敵の弾速が遅いおかげで敵の
攻撃をかわし易く、ドット絵による緻密なグラフィックもシリーズを追うごとにより派手で美しくなり大往生では
更に強力な攻撃ができるなど、なかなか良く出来た面白いシューティングに仕上がっている。

しかし、中盤ぐらいまではまだいいが、後半は敵弾が激しく難易度が高く、条件を満たして２周しないとラスボスと
戦えない魔界村のような糞仕様があるのはうざく、ボタンを押し続けるとレーザーになってしまうためにショットを
使いたい場合はボタンをいちいち連打しなければならないのは何ともいまいち遊びにくい。
敵の弾幕を連続で避けていく楽しさはあるとは言え、やはりもう少し弾幕は控え目にして、１周でもラスボスと戦える
ようにするなど、遊びやすくして欲しかったところだろう。

その後、大復活、最大往生などの続編が出たが、糞仕様や難易度はあまり変わらず、更に弾幕が多くなったり敵が
少女ロボになったりやたら少女がしゃべったりなど、進歩もなく世界観がおかしくなって終了したこのシリーズ。
最近のケイブはアーケードもコンシューマーも撤退して全く期待できないが、またどこかで今作のような爽快感のある
シューティングを出して欲しいものである。