俺的微妙ゲーその192『ファイナルファイト2&タフ』

スーパーファミコンで出たこのベルトスクロールアクション、微妙である。

ファイナルファイト2プレイ動画
このゲーム、前作と同じく3人のキャラから選択でき、パンチやキックや投げでひたすら敵を倒していくのは楽しく、
コーディーとガイはいなくなったが代わりにカルロス宮本と源柳斉マキというまあまあ使いやすいキャラが参戦し、
難易度も普通でその辺は遊びやすく良い出来なのだが、武器はナイフ、トンファー、角材と少し変わっただけで増えて
おらず、前作に比べてドラム缶などを破壊する場面は減り、キャラが小さくなったせいか迫力がなくなり、一度に
登場する敵の数も少なくなり、攻撃力が下がったせいで敵を倒すのに時間が掛かるなど、いまいちテンポが悪く微妙な
出来になっている。

ファイナルファイトタフ
また、3作目のタフではガイが復活し、ディーンとルシアという新キャラが加わり、コマンド技やスーパーメガクラッシュ
というゲージ技が加わったり、一部のステージは分岐があったり、一人プレイでもCPUの仲間と一緒に遊べるなど、
色々とパワーアップしたのだが、仲間との同時プレイはやたら処理落ちが多く、スーパーメガクラッシュはゲージが
溜まった後にすぐに使わないとゲージがなくなる上にコマンドが敵を掴んだ状態で行うために使い勝手が悪く、やはり
今回も破壊オブジェクトが少なく敵も固めなど、いまいち爽快感がない。

そして、これは他のベルトスクロールアクションにも言えるが、家庭用なら全ステージを一度にやらせるのではなく
ステージ選択式にしてキャラもステージごとに変更できるようにすべきであり、分岐を入れるなら1度クリアした
ステージは自由に選べるなど、その程度はすべきだっただろう。

その後、リベンジというつまらない格ゲーが出た後、ストリートワイズという新作が欧米のみで出たっきり音沙汰のない
このシリーズ。近々、ストライダー飛竜の新作が出るが、やはり人気の高いファイナルファイトの新作もそろそろ出して
欲しいものである。
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