俺的微妙ゲーその186『イースVI-ナピシュテムの匣-』

イース６
イースシリーズ６作目の今作、微妙である。

このゲーム、フェルガナと同じくアクションは軽快で、ジャンプからの下突きや剣魔法による攻撃、ダンジョンを探索して
強力な防具やアイテムを手に入れる要素など、その辺は良いのだが、ゲームバランスはいまいちで、とにかくレベルを
上げないと敵にダメージが通らなかったり、雑魚が多すぎてうざかったり、敵に吹っ飛ばされて落ちてやり直しの
ダンジョンがあったりと遊びにくく、ワープ呪文がないくせに１度行った場所に何回か行かされる面倒なおつかいが
あったり、今回は武器が３種類あるが、特徴が薄すぎていまいち必要性がなかったり、今までは武器屋やダンジョンで
新しい武器を手に入れるのが楽しかったが、今回は鍛えて強くするだけだったりと、全体的にアクション以外は微妙な
出来になっていると言える。

また、イース２は色々行ける範囲が多かったが、今回は街が一つで後は島を行き来するだけで世界が狭く、キャラは
色々いるがラスボスはほとんど空気でストーリーも盛り上がりがなく、いまいち面白味がない。
一応、戦闘の音楽だけは日本ファルコム最高傑作、という感じで格好良いが、どうでもいいイントロが長すぎるのは
何とかして欲しかったところだろう。

その後、フェルガナやオリジンでは多少面白くはなったが、７以降は再び劣化したこのシリーズ。
最近はイースの新作っぽいビジュアルが公開されたが、果たして次は良くなるのか？
最近のファルコムには全く期待できないが、英雄伝説シリーズは更にひどい出来なだけに、イースぐらいはまともに
遊べるものにして欲しいものである。