俺的微妙ゲーその185『奇々怪界&謎の黒マント』

奇々怪界プレイ動画
謎の黒マントプレイ動画
タイトーが出したこのアクションシューティング、微妙である。

このゲーム、巫女がお札を飛ばしたりお祓い棒で近接攻撃をして妖怪と戦うゲームで、テンポの良いアクションや
和風な世界観や音楽、多彩なボス戦などは良く、ステージは短めでボスの耐久力も低く、サクサク進めるなど、当時の
ゲームとしてはなかなか良くできていると言える。

しかし、一撃死でその場復帰もなく、アーケード版はコンティニューすらなく、パワーアップ要素は飛距離が伸びるか
速度が上がる程度しかなく、キャラの向いた方向にショットを発射するため、シューティングゲームのように敵の弾を
避けながら前方に撃つということができず、いまいち遊びにくい。
ここはやはり、方向を固定しつつ移動できるような操作もできるようして欲しかったところだろう。

また、ナツメが開発した続編の謎の黒マントではHP制+その場復帰で遊びやすく、パワーアップ要素も多彩になって
良くはなったものの、敵の攻撃は激しくやはり難易度は高めで、ステージは長くなってボスは固くなるなど、テンポが
悪くなったのはいまいち遊びにくい。
せっかくのポップなキャラのゲームならば、もう少し内容もライトにすべきだろう。

その後、3作目の月夜草子ではなぜかアーマー制になってボスが異様に固くなり、あどばんすでは効果音が
しょぼくなって爽快感がなくなって劣化して消えたこのシリーズ。
PS2で出る予定だった新作は発売中止になったが、今後もし新作が出るとするなら、初代のようなテンポの良い
ステージにして、難易度も下げて撃つ方向を固定できるようにするなど、遊びやすくして欲しいものである。
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