俺的微妙ゲーその181『ジャンピングフラッシュ！１＆２』

Jumping Flash! アロハ男爵ファンキー大作戦の巻
Jumping Flash ! 2 アロハ男爵大弱りの巻
PS初期に出たこの3Dアクション、微妙である。

このゲーム、１人称視点のアクションで、3Dの空間を動き回ってアイテムを回収するという単純なものだが、１人称の
割には遊びやすく、３段ジャンプで長距離を移動するのは爽快で、着地は見下ろし視点になるため、影を合わせる
だけで良いなど、非常に遊びやすい。
また、難易度も丁度良く、ボス戦では踏みつけながらショットを打ちまくったり、強力なアイテムで大ダメージを
与えたりなど、なかなか爽快感のある作りになっているのは良くできていると言える。

しかし、ステージによってはマップが広すぎてわかりにくく、レーダーはあるものの範囲は狭く、段差があっても
表示されないために近くにあってもなかなかたどり着けなかったり、セーブはいちいちタイトル画面に戻らないと
できないのはやりにくく、ステージをクリアするとムービーが流れるが、ムームー星人はまあいいとして、全体的に
キャラやストーリーがいまいちで、２のカピタン・スズーキなどは完全に滑っているのは非常に寒い。
テレビ番組のウゴウゴルーガに登場したミカン星人と同じデザイナーらしいが、それならもう少しシュールで笑える
ものにして欲しかったところだろう。

その後、ロビット・モン・ジャでは似たような依頼をこなす作業ゲームと化して劣化して消えたこのシリーズ。
今作を開発したムームーは他にはがんばれ森川君２号、アストロノーカなどの独特な糞ゲーを色々出しているが、
もうこのシリーズの新作は出さないのか？　今更どうでもいいが、新作の糞ゲーを出すぐらいなら、クラッシュや
今作のような当時人気だったゲームをリメイクでもして欲しいものである。