俺的微妙ゲーその179『ガンバード１＆２』

ガンバードプレイ動画
ガンバード２プレイ動画
彩京が開発したこのシューティング、微妙である。

このゲーム、魔法使いやロボット、吸血鬼など、豊富なキャラを選べる縦スクロールシューティングで、効果音や
エフェクトなどは爽快で、緻密なドット絵が織り成す可変するボスなど、その辺は非常に良くできている。

しかし、序盤はまだしも中盤からやたら敵の弾幕が激しく、弾速も早いために避けにくく、とにかくボムがないと
厳しすぎるバランスで、前半はコンティニューでその場復帰できるのだが、後半はそのステージの最初から始まる
という糞仕様で難易度が非常に高い。
また、敵はタイムボカンに登場したような泥棒一味が登場するが、声優も全く同じで、２のラスボスは薬局屋に
置いてあるゾウやカエルにそっくりなキャラで、まずかったのか家庭用では違うキャラに差し替える始末。
KOF2001ではAKIRAに登場するキャラが問題になったが、いくらパロディとは言え、これはやりすぎであると言える。

とは言え、ボスはそれほど固くはなく、家庭用版は難易度も変更できるだけに楽しめなくはないこのシリーズ。
今作を開発した彩京は他にもストライカーズや戦国ブレード、ドラゴンブレイズなどの多くのシューティングを出し、
結局どれもバランスがいまいちで人気も出ず消滅したが、特にドラゴンブレイズは世界観やグラフィックは素晴らし
かっただけに、もう少し難易度を調整したファンタジーシューティングを色々と出して欲しかったものである。