俺的微妙ゲーその161『ポリスノーツ』

ポリスノーツ
メタルギアの小島秀夫が手掛けたこのADV、微妙である。

このゲーム、探偵のジョナサン・イングラムが元妻の死の真相を追うというストーリーで、徐々に明らかになっていく
謎や、企業の陰謀を暴いていく展開は良く、サスペンス的な緊張感もあり、なかなか面白い。

しかし、ボイスのある会話は飛ばせないためにテンポが悪く、ストーリーの途中に入るガンシューティングの
ミニゲームは単調でいまいち面白くなく、爆弾処理はやたら難易度が高く、間違えると最初からやり直しになるため、
非常にイライラ感が強い。一応、PS版は何度も間違えると簡単になる救済要素が加わったが、それなら最初から
難易度を選べるようにして欲しかったところだろう。
また、当時のADVゲームとしては定番ではあるが、コマンドを総当りで進めていくゲーム制は面倒くさい。
なぜかPS以降は移植されていない今作だが、せめてもう少しサクサク進めるようリメイクして欲しいところである。

とは言え、小島作品の中ではまあまあ面白い今作。最近はメタルギアシリーズばかり出しているが、以前にPS3とVitaで
オリジナルの完全新作を制作中という発表があったが、あれは一体どうなったのか?
良くわからないが、無駄に開発期間を延ばしてやたら長いムービーゲーにするぐらいなら、今作やスナッチャーの
ようなシンプルなADVにして、短期間で開発して出して欲しいものである。
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