俺的微妙ゲーその159『イースI＆II』

イースI＆IIクロニクルズ
日本ファルコムが開発したこのアクションRPG、微妙である。

このゲーム、体当たりで敵を倒しながら武器や防具を買ってレベルを上げながら進むというアクションRPGで、
テンポ良く敵を倒していくのは楽しく、入手したアイテムで新たな道を切り開いていくオーソドックスな展開は良く、
徐々にHPが回復したり、どこでもセーブができたりと、当時のゲームとしては比較的遊びやすい良い出来になっている
と言える。
しかし、ボス戦は難易度が高めで、マップやダンジョンは複雑でわかりにくく、おつかい要素が多い割にはワープで
行ける場所が最初の町だけというのは面倒で、村やダンジョンは少なく、終盤はひたすら階層が多い塔を上っていくだけ
というのは何とも世界の広がりがなく、盛り上がりがない。
せめて、イベントを増やしたり、ラスボスの存在感を出すなど、もう少し盛り上げて欲しかったところだろう。

そして、２では魔法が加わってより戦闘が面白くはなったのだが、やはり難易度は高く、魔法しか効かないボスがいたり、
ダメージを与えられる隙が少なかったりといまいち遊びにくく、ダンジョンは前作以上に複雑で、特にサルモン神殿という
場所は広い上に区画が多くて迷いやすかったり、おつかい要素は何度も同じ場所に行かされたりと、非常に面倒くさい。
全体的に１よりはダンジョンや村などが増えてボリュームは広がったが、遊びにくさはより高まってしまったと言える。

その後、何回もリメイクされてグラフィックが綺麗になり、イージーモードなどが追加されたが、やはりダンジョンの
複雑さやおつかいの面倒くささは変わらない今作。どうせまたその内リメイクしそうだが、次はフェルガナのような
アクションにして、ダンジョンはわかりやすくおつかいは少なめにアレンジして、出して欲しいものである。