俺的微妙ゲーその14『チョコボの不思議なダンジョン』

チョコボの不思議なダンジョン
キャラがチョコボになり、敵がFFのモンスターになったこの不思議なダンジョン、微妙である。

このゲーム、トルネコやシレンに比べれば大分遊びやすくなっている。
レベルが下がらず、階段を下りるたびにセーブができ、街へ戻ったらまた続きの階から再びダンジョン探索を
進めることができるなど、非常に優しい仕様である。
また、戦闘は交互に殴りあうのではなく、攻撃するタイミングを自分で決めることができるため、
場合によってはダメージを受けずに敵を倒すことも可能となり、より戦闘が戦略的で楽しくなっている。
他にも、魔法を繰り返し使って強化できたり、魔石による迫力ある攻撃や、売ったアイテムで村が発展するなど、
色々と楽しみが増えている。

しかし、やはり不思議なダンジョンだけあり、同じようなフロアをうろうろしながらひたすら階段を見つけて
地下へと進むこのゲーム展開は、段々と飽きてくる。
また、トルネコと同じく、拾ったアイテムは識別されるまで効果がわからなかったり、混乱したり眠らされたり
する無数のトラップや、徐々に減る満腹度などのいらない要素も多く、駄目な点は色々と残されている。

その後、このシリーズはPSで2、WiiやDSで時忘れの迷宮を出しているが、
2では武器防具が破損するいらないシステムを搭載したり、ダンジョン内セーブでアイテムが必要になったり、
時忘れの迷宮ではあまり意味のないジョブシステムや、戦闘をターン制にしてしまうなどシステムに統一感がなく、
迷走している。
他のゲームにも言えるが、続編やシリーズ物であるならば、システムをコロコロと変えず統一し、
徐々に改良していって欲しいものである。
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