俺的微妙ゲーその136『ドンキーコングリターンズ3D』

ドンキーコングリターンズ3D
3DSに移植されたこのドンキー、微妙である。

このゲーム、Wii版はリモコンを振ったり傾けたりと最悪の操作だったが、今回はボタンで可能になり、難易度も
ニューモードではHPが一つ増えたことでまあまあなバランスになり、ショップではコインで敵に当たっても大丈夫な
アイテムや、落ちても復活できるアイテムが販売されたりと、色々と遊びやすくなっている。

しかし、ステージの奥行きを使ったギミックは見にくかったりわかりにくかったりと遊びにくく、クリア後の新ステージに
行くにはオーブを集める作業をしなければならず、一つ一つのステージが長めで、ボスのHPはやたら多くて
時間が掛かるなど、いまいちテンポが悪く、難易度が下がったとは言え、やはり落下死や即死が多く、
サポートアイテムも手に入れるにはコインが必要なために手軽には使えず、結局は同じステージを何度も死んで
やり直すことになり、段々と楽しさより作業感が強くなってくる。
ゲームの達成感を味わうためにもある程度の難易度は必要とは言え、せっかくパワー型キャラのドンキーコングが
主人公なら、豪快にブロックを破壊したり、パンチで敵を吹っ飛ばすなど、もう少し爽快感を味わえるアクションや
ステージも多く用意すべきだっただろう。

とは言え、Wii版に比べればまともに遊べるようにはなった今作。
最初からできて当然のことをやっただけだが、タッチやジャイロの糞操作にしなかったのは進歩したと言える。
今後はWiiUでディクシーコングが登場する新作が出る予定だが、何度も死んでやり直すようなステージばかりでなく、
爽快感のある何度もやりたくなるステージを多めに用意して欲しいものである。