俺的微妙ゲーその134『真・女神転生IV』

真・女神転生4
3DSで出たこのメガテン、微妙である。

このゲーム、序盤はファンタジーっぽい世界観でサムライとなって悪魔を倒すという外伝のような内容だが、
その後はいつもの荒廃した東京を舞台としたものになり、選択肢によって敵が変わるなど、いつもと同じような
ダークな物語が楽しめる。
また、今回はいつでもセーブができ、マップは下画面に常に表示されるためにわかりやすく、イベントやサブイベントは
クエスト制になって常に目的などを確認できるようになり、一度仲間にした悪魔をお金で再び召喚できるシステムは
健在で、難易度は相変わらず高いが、2回ぐらい死ぬとそこそこ簡単な難易度が選べるようになるなど、それなりに
遊びやすくなっている。

しかし、新しいモンスターデザインは変なものが多く、有料DLCでコスチュームやクエストを配信するといううざさで、
武器防具が復活したが防具には防御力がなく、ボス戦前に回復ポイントがなかったり、死ぬと三途の川に行かされて
高い金を払って復活するいらないイベントが発生したり、敵を倒してもお金を落とさなかったり、状態異常が
戦闘後に治らなかったり、悪魔を仲間にするのに面倒な交渉が必要だったり、仲間の悪魔が死ぬと勝手に
パーティーから外れたり、イージーでも敵が強い場合があったり、特定のスキルがないと悪魔はアイテムを
使えなかったり、エンカウントが避けにくかったり、段差のある場所に行くのに十字キーを押さないと駄目だったりと、
まだまだ遊びにくい部分も多いこのゲーム。
やはり、アトラススタッフにはまだまだユーザビリティの概念が欠如していると言える。

とは言え、それでも世界観が違いすぎたストレンジ・ジャーニーよりは大分ましであり、遊びにくすぎた1や2と
比べれば大分面白くなった今作。
今後発売予定の新・世界樹の迷宮ではようやくオートマッピング機能を付けるらしいが、
ピクニックモードは手軽に遊べる難易度にして、ライトなユーザーも楽しめるRPGにして欲しいものである。
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