俺的微妙ゲーその129『デビルワールド』

デビルワールド
任天堂が出したこのパックマン風ゲーム、微妙である。

このゲーム、基本はパックマンと同じくステージ内にあるドットを全て食べるというものだが、そこにステージが
上下左右にランダムで動き出すという要素が加わり、よりスリルのあるゲーム性を作り出している。
また、十字架や本を取ればいつでも炎で攻撃できるため、敵から逃げる要素は少なくなっているが、その分積極的に
敵を倒すことが可能になっており、雑魚を倒しながら壁に潰されないように逃げつつステージクリアを目指す、という
忙しくも楽しい良いアクションゲームになっていると言える。

ただ、ステージは本をはめ込むステージや箱を開けるボーナスステージなどもあるが、画面上に常に見えている
ボスらしき悪魔と直接対決するようなステージはなく、ステージを進めても背景の色が変わるぐらいで雑魚も
3種類しかいないのは流石に飽きる。二人用プレイも、マリオブラザーズのような白熱する楽しさがないことを考えると、
もう少しステージのバリエーションが欲しかったところだろう。

今作のように、ファミコン初期はアイスクライマーやバルーンファイト、レッキングクルーなど、ゲーム性が全く違う
色々なゲームが出たが、最近はいまいち目立った新作がない任天堂。
もちろんマリオやドンキーコングやカービィなどの定番ゲームの続編も定期的に出して欲しいところだが、
やはりたまには完全新作も欲しいところだろう。
今の任天堂にはスティールダイバーのようなセンスのない新規作品しか作れないのかもしれないが、
スマブラに参加させることも考えた上で、新しいキャラクターが活躍する新作ゲームも出して欲しいものである。
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