俺的微妙ゲーその126『パックマン』

パックマン
謎の黄色い生命体がモンスターを食べるこのアクション、微妙である。

このゲーム、モンスターから逃げながらステージ内にあるエサを全て食べるというゲームで、それぞれ動きが
異なった4体の敵の行動を見極めながらいかに効率よくエサを回収するかという戦略性や、鬼ごっこのような
スリルが味わえる良いアクションゲームになっており、基本は逃げるだけだが、でかいエサを食べると逆に敵を
食べて反撃することができたり、一気に食べて高得点を狙ったり、一定のエサを食べると出現するフルーツを
取ってボーナスを稼いだり、ステージの間に挿入されるちょっとした演出で一息ついたりと、当時のゲームとしては
色々と工夫もある良い出来になっていると言える。

しかし、ステージを進んでも変化するのは敵のスピードとフルーツの種類ぐらいで、延々とほぼ同じステージが
繰り返されるのは流石に飽きる。
やはり、せめてステージが進むと違った敵が登場したり、ステージの迷路の配置を変えるなど、もう少し
変化を入れるべきだっただろう。

その後、キャラがパックマンの妻になったミズパックマン、パックマンが巨大化するスーパーパックマン、
カードを取ってアイテムを集めるパック&パル、立体的になってジャンプもできるパックマニアなど色々出たが、
やはりステージの単調さは変わらないこのシリーズ。
アーケードでリメイクされたパックマンアレンジメントや、PSPのナムコミュージアムVOL.2に収録されている
パックマンアレンジメントプラスはステージのギミックも豊富でボス戦もあるなど、かなり面白くなっているだけに、
もう少し早い時期にこういうものを出していれば、パックマンはもっと人気が出ていたかもしれない。
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