俺的微妙ゲーその123『バイオショック1&2』

海底都市ラプチャーを探索するこのFPS、微妙である。

バイオショックプレイ動画
このゲーム、やはりFPSなだけに1人称視点でやりにくいのだが、マップはわかりやすく次の目的の場所まで矢印が
表示されるため他のFPSに比べれば大分遊びやすくなっており、攻撃は銃だけでなく近接攻撃ができる強力なレンチが
ありこれで敵を殴り倒して進むのは爽快感があり、敵は色々しゃべりながら攻撃してきたり古き良きアメリカ風な音楽が
流れたり神秘的な海底世界も美しさがあるなど、なかなか独特のセンスが味わえる良い世界観のゲームに仕上がっている。

しかし、敵の数が多くひたすら銃やレンチで戦うのは飽きやすく、ビッグダディというやたら固い敵が登場したり監視
カメラなどによる警報や自動機銃が多いのはうざく、パイプを入れ替えて液体をゴールに導くハッキングのミニゲームは
作業的で面白くなく途中では素材集めがあったりといまいちな内容で、トニックという特殊能力を覚えることができるが
これの装備数制限が厳しくせっかく覚えても自由に装備できないのは遊びにくくいまいち面白味がない。

バイオショック2プレイ動画
また、2では武器がドリルになった以外はほぼ同じような内容で、ビッグシスターという新たな敵が登場したり
ハッキングは矢印を止める簡単なものになったのはテンポが良くなったものの、やはり毎回やるのは面倒でミスすると
ダメージを食らうのはうざく、燃料がないとドリルは突き刺せず殴ることしかできなかったりアイテム集めの水増し
イベントがあったり、これはローカライズの問題だが今回は吹き替えではなくなったためいちいち文章を読むのが面倒で
英語のままの部分があってわかりにくいなど、相変わらず色々と余計な要素が多いのは進歩が見られない。
リトルシスターという少女を救うか生贄にするかを選択してそれによってエンディングが変わる要素も蛇足だが、やはり
近接武器はレンチやドリルだけでなくもう少し色々なものを用意して欲しいところだろう。

とは言え、FPSの中では難易度や独特の世界観など色々とましな今作。
近々3作目であるバイオショック インフィニットが出るが、とりあえずはハッキングのミニゲームや装備制限はなくして
色々な武器を使えるゲームに仕上げて欲しいものである。
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