俺的微妙ゲーその121『大乱闘スマッシュブラザーズＸ』

大乱闘スマッシュブラザーズＸ
シリーズ３作目のこのスマブラ、微妙である。

このゲーム、前作に比べて更にキャラが追加され、ピット、ワリオ、メタナイト、ディディーコング、オリマーなどや、
他社からはソニックやスネークも登場し、アシストフィギュアというメインとしては使えないようなキャラも
参戦するなど、よりお祭り感が高まっている。
また、部屋を作ったりはできないが、一応オンライン対戦も対応、ステージで流れるBGMを選べる機能や
スクリーンショットを撮れる機能が追加されるなど、その辺は良い出来になっていると言える。

しかし、ムービーを大量に入れたアドベンチャーモードは敵がオリジナルばかりというつまらない内容で、
ステージはやたら長く複雑だったりと、いまいち面白くない。
また、スマッシュボールという超必殺技が使えるようになるアイテムが加わったが、これがキャラによって
全く性能が異なっていてバランスが悪く、技もルイージはネガティブゾーンという謎なものがあったり、
フォックスはランドマスターを呼び出したりと、大雑把すぎる内容なのは何ともまとまりがない。
他にも、シールやフィギュア集めでやらされるつまらないシューティング、単なる作業のクリアゲッター、
全キャラ共通になってしまったターゲットを壊すミニゲーム、遊びにくくつまらない一部のステージ、
起動時の長めのロードなど、いまいちな要素が多い今作。全体的に見るとやはり前作や前々作に劣っていると言える。

現在は、3DSやWiiUで開発中というスマブラ。無理に２機種で出す必要もないと思うが、この分ではまたごちゃごちゃと
いらない要素が加わり、開発がテイルズスタッフなだけにテイルズキャラ参戦という余計なことをするに違いない。
とりあえず、キャラに関しては最近の任天堂は特に目立った新キャラがいないために使えそうなネタがないが、
旧作から鷹丸とチャンピオン、マザーからポーキー、ポケモンから悪役ポケモン３体を使えるロケット団、
ナムコからパックマン、カプコンからロックマン、スクエニからスライムとチョコボを参戦させるなど、
他社のキャラも色々入れたゲームキャラの総決算的お祭りゲームに仕上げて欲しいものである。