俺的微妙ゲーその118『テイルズオブハーツR』

テイルズオブハーツR
VITAでリメイクされたこのテイルズ、微妙である。

このゲーム、DS版に比べて３人パーティーから４人になり、技を覚えるのに素材が必要なくなり、防具も復活。
スキットもスキップが可能になり、フィールドもわかりやすくなって長すぎたダンジョンも短くなり、面倒だった
仕掛けも少なくなるなど、かなり遊びやすく改善されている。
また、グラフィックはテイルズオブイノセンスRの時よりは綺麗になり、アニメムービーも追加。
新しい仲間も二人登場するなど、全体的にかなりDS版より良くなっている。

しかし、イノセンスRと同じくシンボルではなくランダムエンカウントで、攻撃の効果音はいまいち気持ち良さが薄く、
ダンジョンの奥でボスを倒した後にまた徒歩で戻らされる場合があったり、スピルメイズという同じようなダンジョンが
たくさんあったり、なぜかナム孤島がなくなっていたりと、まだまだいまいちな部分は多い。
また、ストーリーはバラバラになったヒロインの心の欠片を集めるというものだが、いまいち盛り上がりがなく、
中盤辺りのラスボス復活シーンはまあまあいいが、せっかく恋愛要素を入れたならば、もう少し感動できるものに
して欲しかったところである。

とは言え、ひどすぎた糞ゲーがここまで改善されたのは良いことであり、ドラクエもFFも全く期待できない今、
まともに遊べるRPGが出たということは非常に喜ばしいことである。
次はテイルズシリーズ最強の糞ゲーであるテンペストがリメイクされるのかもしれないが、この調子で
ファンタジアやエターニアなども続々とリメイクして、遊びやすく生まれ変わらせて欲しいものである。