俺的微妙ゲーその117『聖剣伝説２』

聖剣伝説２
聖剣シリーズ２作目である今作、微妙である。

このゲーム、前作はゲームボーイのためにしょぼかったが、今回はスーパーファミコンになり、色鮮やかな景色や
ポップなキャラクターなど、より見た目が楽しい世界観を実現している。
また、武器はより多彩になり、鍛冶で強化できたり、仲間は二人になってストーリー性も高まるなど、全体的に
良い進化を遂げていると言える。

しかし、リングコマンドは見た目はかっこいいのだが、いちいちアイコンを回転させるのがやりにくく、
後半はフラミーという乗り物に乗れるが、これが擬似3Dでマップがわかりにくく、必殺技は時間を掛けてゲージを
溜めないと出せなかったり、仲間は障害物に引っかかると進めなくなったり、ゲージがないとダッシュできなかったりと、
色々とやりにくい部分が多い。特に、魔法を使っている間は動けず、敵の魔法を移動で回避できないのは
アクションとしては納得のいかない部分であると言える。
とは言え、仲間と共に進む冒険感は高く、アクションも楽しい今作。聖剣シリーズの中では一番の出来であると
言えるだろう。

その後、３ではダッシュや必殺技などはやりやすくなったものの、武器は一人一種類になり、戦闘中は動きが
遅くなり、LEGEND OF MANAではまた必殺技が使いにくくなり、ストーリーはオムニバスでつまらなくなるなど、
いまいち良くならないこのシリーズ。４では更にひどい糞ゲーになって消滅したのは残念だが、キャラを育成する
RPG要素とアクションが融合したアクションRPGは面白いジャンルなだけに、もっと色々と出て欲しいものである。