俺的微妙ゲーその11『デッドオアアライブ4』

全キャラに敵の攻撃を掴んで反撃するホールドが備わったこの格闘ゲーム、微妙である。

このゲーム、格闘ゲームとしてはなかなかよくできている。
攻撃はスピーディーで気持ち良く、敵を橋の上から落とすと舞台が橋の下に変わるなど、
フィールドを使った演出も良い。
また、投げコンボは鉄拳のように難しくないため、操作もやりやすく、ストーリーモードでは、
戦闘前に短い演出が入ったり、クリアすると新コスチュームが解放されるなど、繰り返しプレイしたくなる
要素も多い。

しかし、このゲーム。致命的に駄目な部分がある。
それが難易度である。このゲームは難易度選択ができず、ノーマルしか選べないのだが、
このノーマルの難易度がやたら高い。
敵はインチキと言っていいほど的確にホールドを決めてくるため、攻撃を上下に散らしてもなかなか
ダメージを与えられない。
特にラスボスは凶悪で、ホールド以外にも一気に体力を奪うコンボを持っているため、
あっという間にゲームオーバーになる。
例え、ボス戦までは順調に進んだとしても、ボスでは10回以上は死ぬことになるだろう。

このゲームのプロデューサーである板垣伴信は、最近になってようやく難易度が高すぎたことを
謝罪したが、今更言われても困る。
なぜ発売当時にパッチなどでイージーモードを搭載しなかったのか?
同じスタッフが作ったNinja Gaidenもやたら難易度が高いゲームだったが、
こちらもアクション部分のレベルは高いために、非常にもったいない。
板垣はテクモを辞めてしまったため、今後はどうなるかわからないが、
せっかく面白いアクションゲームを作れるなら、難易度調整もしっかりやって欲しいものである。
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