俺的微妙ゲーその103『逆転裁判4』

逆転裁判4
主人公が一新されたこのゲーム、微妙である。

このゲーム、主人公は変わったが、矛盾点を暴いて証拠を付きつけて流れを変える裁判パートは今までと
同じで面白く、個性的なキャラクターによる掛け合いや、ちょっとしたギャグもセンスが良く、
新主人公は平凡だが特にクセのない普通のキャラで、新ヒロインはむしろ以前よりキャラが立って魅力が
高まるなど、前作の主人公が落ちぶれたのは残念だが、新キャラに関してはまあまあ良くできていると言える。

しかし、ストーリーは1話目が一番のクライマックスという感じで、3話目はやたら回想シーンが多くてうざく、
最終話は犯人を暴く要素も薄く、犯人の動機もしょぼいといういまいち盛り上がりに欠ける内容で、
2や3にあったサイコロックシステムという邪魔なシステムは一部で登場するだけになったが、
証人のクセを見抜くという非論理的なシステムや、科学捜査で何度もタッチ操作の作業をやらされるのは
面白くなく、やはり出来の良かった1や3と比べると、いまいちな出来であると言える。

その後、逆転検事といういまいち面白くない外伝が出ただけで続編はまだ出ていないこのシリーズ。
最近ではレイトン教授VS逆転裁判というどうでもいいコラボゲームが出たが、やはり外伝ではなく
純粋に裁判を楽しめる正統な続編を早く出して、シリーズを復活させて欲しいものである。
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