俺的微妙ゲーその6『スーパーマリオコレクション スペシャルパック』

スーパーファミコン版のソフトにCDとブックレットを付けたこの商品、微妙である。

CDは全10曲しか収録されていなく、ブックレットも絵ばかりで見所はない。
ゲーム雑誌のマリオ特集、のような記事の方がよっぽど読み応えがある。
これらのおまけはどうでもいいとしても、肝心のゲームが物足りない。

マリオコレクション自体は横スクロールアクションとして、今でも十分に遊べる内容だが、
これが発売されたのは1993年であり、もう17年も経っている。
それでいて、ベタ移植というから手抜きもいいところである。
あれから多くのマリオが発売されている。マリオコレクションを今出すなら当然、
マリオワールドやマリオ64、マリオサンシャインなども収録すべきだろうし、
初代マリオぐらいは現代のグラフィックでリメイクしたものも収録すべきである。

Wiiがサードに見放されて売るものがないならば、その分、任天堂が一人で頑張らなければならない。
Wiiと同時期に発売されたPS3はまだまだ当分現役であり、更に一年前に発売された360もPS3と同等の
ラインナップがある。
ドラクエ10がまだ控えているとはいえ、全く情報もなく、最近出たのは、別物メトロイドとカービィもどきであり、
今後のラインナップも、スマッシュボール、マリオスポーツ、ラストストーリー、ドンキーコングリターンズ、
リズム天国新作、ゼルダの伝説新作、と微妙なものしかない。
F-ZEROの新作も、スターフォックスの新作もいまだに発表されず、すでにWiiはもう終わり、次は3DSです、
という雰囲気を醸し出している。
64やゲームキューブも同じだったが、相変わらず風呂敷を畳むのだけは早い任天堂。
やはり、ファーストだけがいくら売れても、サードが集まらなければハードは長続きしない。
3DSは今までの反省を活かしてサードの取り込みに躍起だが、あの値段と性能では、
今までと同じような結果になりそうである。
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