俺的微妙ゲーその３『戦国BASARA3』

アクション部分が進化し、本家の戦国無双を超えたこのシリーズだが、今作に関しては残念ながら微妙であった。

このゲーム、アクション部分はシリーズ通りで、スピード感があり、技も多彩で爽快感もあるのだが、
今回、関ヶ原の戦いに舞台を絞ったためか、各キャラのストーリー展開がどれもほとんど同じで、面白くない。
ステージ数は前作よりは増えたはずだが、一人一人のエンディングまでのステージ数を増やしてしまったため、
ステージがかぶりまくる。
１度クリアしたステージを別キャラでまたやらされても面白くなく、移動速度も遅く、敵も無駄に固いので、
何度もやらされると嫌になってくる。２人ぐらいエンディングまで見ればもうお腹いっぱいという感じである。
もっさりアクションで話にならない糞ゲーの戦国無双３に比べれば面白いが、BASARA２や英雄外伝と
比べれば劣るゲームである。

とは言え、初週はPS3版24万本ということで、ついに売り上げをも本家を超えたこのゲーム。
コーエーにとっては悲惨な話だが、似たようなシステムのゲームのライバルがいるということは良いことである。
かつて、ドラクエVSＦＦ、ストリートファイターVSＫＯＦが争っていたように、
互いに切磋琢磨し合った方がより盛り上がり、良いゲームは生まれるだろう。
ポケモンに匹敵するモンスター育成RPGや、マリオに匹敵する横スクロールアクションなど、
ライバルとなるゲームが次々と出てくれることを望みたい。